2006年01月16日 |
(by take ) 転職 |
Life Design |
(by take)マラソン後の僕は、大きな転機の波が次々訪れる事になりました。
当時勤めていた「洋菓子の製造販売」の会社ですが、創業37年・一代で年商120億以上へ成長した、比較的業界では有名な会社でした。入社14年目だったのですが、おいしさにこだわり、本物を追求する会社の姿勢には納得出来る部分も沢山ありました。
お誕生日にケーキが「ある」「なし」では随分演出が変わります。「幼い頃の思い出として、お誕生日ケーキのロウソクを吹き消す。」そんなシーンは本人にとっても、ご両親にとっても一生の思い出になるでしょう。そう言った演出の主役になる「ケーキ」を提供する会社に「夢」を感じていました。
でもその当時の僕の感覚は、その素晴らしい会社の使命を果たすのに、犠牲になっていると感じるのが「従業員の幸せ」だったのです。若い会社故、当時の部長も若く熱心な人でした。休日を返上して会社に出てきて、あれこれと仕事をしていたのですが、それが僕たち部下には無言の圧力になっていました。やがて多くの人が休日にも、仕事をするようになりました。そして段々部長より早く帰宅出来ない雰囲気になってきたのです。日本人的な発想ですね。毎日14時間以上勤務する日が増え、肉体的にも精神的にも歪んできた感じがしてきました。折しも「そごう倒産」があったような年で、業績へのプレッシャーも大きく、同業他社への勝ち負けに毎日「一喜一憂」していたのです。
「夢を売る会社の従業員が、日常に追い回されて、夢を持てない。」そんなジレンマを感じる日々が続いたのです。退職者も目に見えて増えだし、創業37年で全社員は約300人に増えました。でも入社14年の僕より古い社員は5名程度と、その離職率の高さが、「長年にわたって勤める事」への不安となってきました。「体か家庭が先に壊れるのではないか?」そんな不安を抱えるようになったのです。
そして当時はストレスの発散の為、色んな事に手を出していました。パラグライダーやスノーボード、ダイビングなど自然に触れるスポーツが多かったのですが、当時「癒しの体験」として「ドルフィンスイム」と言う、野生のイルカと泳ぐツアーが一番気になり、そういった事をしている人と交流を持つようになっていったのです。
そして、ドルフィンスイムを主催している知人が雑誌の取材を受けて、その雑誌を手にした時に、あるコラムが僕の目に留まったのです。崎山克彦さん(何もなくて豊かな島ー新潮文庫)がCaohaganという島での暮らしぶりを連載されていたのでした。真っ青な海に浮かぶ緑豊かな島。そして無邪気で可愛い島の子供達の写真を見て、僕の心は揺さぶられたのです。
「もし第二の人生を考えるとすれば、こんな島で暮らしながら、じっくり新しい展開を考えてみたい!」そんな直感が心にひらめきました!(さらに続く)
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