2006年03月19日

(by 塩手勝久) いよいよ生ごみ処理機とお別れ[1]

Environmental Eyes

kikidounyuu.JPG 2003年3/4に導入した生ごみ処理機の話です。この時は、ピカピカの処理を導入を見ながらとってもワクワクしたものでした。その先に待ち受ける困難を知らず・・・ 結果として、撤去を決断せざる得ず本日撤去作業を開始したのです・・

 2003年はゼロエミッション活動もちょうど4年目に入り、いよいよ生ごみリサイクルによってはずみをつける年でしたので、私も相当に気合いが入ってました。しかし、いろいろな不安要素を多く抱えていたことも事実でした。それは、

そもそもの環境経営の方針に遡ります。星野リゾートには、「今より費用のかかる環境対策は行わない」という基本方針があります。その背景には、経営が悪化した時に真っ先に削られる環境対策にしたくないからです。「持続可能な環境対策は、費用をかけてはいけない」というのが当社の方針なのです。そこで、生ごみ処理機導入の原資はどこから出てくるかというと、今の処理費用の範囲からとなります。


■生ごみ処理機導入検討段階での試練

 実はそこが一番大変な部分だったのです・・・ まず中小のホテルは、だいたい事業系一般廃棄物という分類で、自治体の分別ルールに従えさえすれば自治体の処理ルートに出すことができます。この方法は処理費用が安いという企業側にメリットがあるのですが、それ故に環境対策を進めることができない足かせでもあるのです。軽井沢でこの方法で廃棄する時の処理費用は、ざっと東京の1/3ぐらいなのです。とすると、東京で採算の合う投資でも、軽井沢では当然合わない訳です。処理機導入したいがために自治体に値上げしてくれという気持ちはあっても、企業にとってメリットがないので実際に提案する訳にはいきません。

 どうしたかと言えば、既存の生ごみ処理機メーカー品ではどうやっても投資回収が30年とか50年になってしまって社内を説得できないので、実績がなく参入を目指している小さいメーカーと共同開発的に導入して費用を抑える策を取ったのです。


■テスト不足での導入

 機器の詳細を語ると長くなるので今回は省略しますが、乾燥タイプと言われるものを導入することにしました。その理由は、飼料化・堆肥化のどちらの可能性も残せるということがあったからです。課題はそのタイプではなく、機器の構造にありました。簡単に言えばフライパンの上で一気に生ごみの水分を飛ばして乾燥してしまうという方式でした。

 この場合、生ごみをジューサーのようなものでヨーグルト状にできれば効率よく乾燥できます。しかし生ごみにはエビの殻や貝殻、トウモロコシの皮のような強固な繊維のようなものが混在します。破砕プロセスの検討に時間をとられている間に、導入期限の2003年2月末が迫ってました。これは社内の取組、社外評価の獲得タイミング等で絶対に外せないタイミングだったのです。ともかく後は、運転しながら問題が見つかれば改善していこう!とメーカースタッフと打合せをして導入を決定して最初の写真の状態です。

 しかし、リゾートで出る全ての生ごみを処理できておらずとても不安を抱えたままでした。 

 書き出すと一度にまとまらないので、これもしばらく継続します(^^;

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  塩手勝久  (株)星野リゾート
    環境マネジメント担当
   zero@hoshinoresort.com
 「星野リゾートの環境への取組み
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投稿者 writers 16:32 | コメント (2) | トラックバック (1)

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コメント

塩手さんといえば、あの生ゴミ処理機という印象だったのですが、対に撤去なんですね、残念ですが、ある意味、これも環境適応のひとつのあるべき形なのかもしれません。試行錯誤は、避けることができないですからね。

続きを読みたいので、書いてくださいね!

pacoさん、代替対策の目処は2004年につけてしまっているので、撤去までに時間がかかってしまった・・・というのが本当のところです(^^; タイムリーなところなので続きは早く書きます。

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