2006年03月13日

(by take)困った時に

Global Eyes

(by take)フィリピンは言わずと知れたアジア一のキリスト教大国です。そして発展途上国であり、一般的に貧富の格差が大きいと言われています。民間の調べでは失業率は20%を越えるとの事です。それを証明する様に町中には仕事もしないで、日中からプラプラしている男性の多さにも驚きます。

少し前に新聞に載っていた世論調査で、面白いアンケートがありました。質問はずばり、「貧困から抜け出すために何をするか?」

第一位は、なるほどの答え「海外就労に出る」でした。実際にフィリピン人は日常的に英語を話せる人が多く、言葉の面では母国語が英語でない国ですが、ハンディーは殆どありません。国内の雇用状況や給与水準は決して高いレベルとは言えないので、みな簡単に海外就労の道を選びます。

僕の奥さんの妹も2年契約で昨年の秋から、中東のドバイへ働きに出ています。お給料は毎月1万2千ペソ(約2万5千円)ですが、以前働いていた国内のレストランは毎月4千ペソ程度だったので収入は増えたと言えます。実際はドバイの物価は高いので、丸々貯金できる訳ではないのですが、フィリピン国内で働いている時よりはお金が貯まるみたいですね。そして優秀な人材は一攫千金を目指して海外へ。国内居残り組は、呑気にお昼寝となります。

さて、第二位の結果は何だったのでしょうか?これが本当に凄くて一位と僅か1%の僅差で「神に祈る」でした(*_*)
そう単に幸運が訪れるように教会に祈りに行くのです。

宗教観の違いや、個人の価値観の違いもありますが、個人的な意見としては、もし貧困な彼らが、仕事に恵まれたり、幸運が訪れたりしても、直接手助けしている雇用主よりも、「幸運をありがとう」とばかりに、神に感謝をすると思います。

これはボランティア活動など福祉的な活動をされている人にとっては、何とも言えない感覚ですね。きっとそう言った活動をされている方は「何も感謝して欲しいからやっているのではない。」は本当でしょうが、一生懸命彼ら達のことを考えて、「時間」も「お金」も使って精一杯やってきたのに、あっさり「神様どうもありがとう!」だけでは、ちょっと報われない気がします。しかもそれが毎回なら尚更ですね。
又、「お金を持っている人が、持っていない人に施すのが当たり前」という文化があるので、「チャンスをくれた神様には感謝するけれど、持っている貴方は私に施してくれて当たり前。」みたいな感覚を感じます。

だから貧しい国フィリピンの人たちをサポートしていく事は、僅かなお金で色々出来るので「簡単にスタート」出来るのですが、継続的に長期に渡って続ける事はとても強い精神力と忍耐が必要です。又、そこまでしてサポートするのが良いのかという、疑問に打ち勝つサポートのスタイルを作る事も必要ですね。僕が働いていた「カオハガン」のオーナー崎山さんは、独自のスタイルと基準で15年以上も続けていらっしゃるので、これは「なかなか出来ないことだなぁ」と思います。

「困った時はお互い様」と、気持ちよく助けるのは、経済面や立場が似通った人同士では、比較的簡単なフィリピンでも、どちらかが恵まれている場合には、意外に難しいことなのかもしれませんね。

ちなみに第三位は二位と4%差で「悪いことをする。」でした。賄賂やごまかしで小銭を稼ぐ、、、奥が深い国に住んでいる実感がしました。恐るべしフィリピン、、、(by take)

投稿者 writers 09:41 | コメント (2) | トラックバック (0)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.f00-189.211.183.203.fs-user.net/mt/mt-tb.cgi/263

コメント

TAKAと申します。
今香港で育児休暇中です。日本にそろそろ戻る予定です。
そのために、赤ん坊のためメイドさんをフィリピンから呼び寄せているところです。

メイドさん業界(?)においては、ドバイ、台湾、シンガポールは、雇い主が厳しいことを要求することが多いらしく、大変なようです。
香港のメイドさんの賃金は、HK$3,320(51,500円)です。上記3カ国と比較しても、断然お手当てはいいようです。よって、香港を希望する方は多いようだと、エージェンシーの方も言っておりました。

さて、わが国日本に住んでいる日本人にも、この制度は大変有効であろうかと思います。
共働きの両親にとっては、赤ん坊や学童、高齢者のお世話は大変なこと。預かってもらう制度も完全には拡充されていない現状、住み込みでお手伝いさんがいるとどんなに助かるか!!
お金持ち家庭ではなく、普通の給与所得者こそ、住み込みのお手伝いさん、週1?3回きてくれるお手伝いさんがとても助かるはず。
この制度のおかげで、掃除洗濯雑用の時間が短縮され、それこそ、QOLを向上させる一助になるのではと思います。
知り合いの1歳の子供がいるイギリス人家庭では、住み込みのお手伝いさんはいないけれども、夫婦そろって外出したい場合に、臨時で雇ったりしてます。


日本に戻ってもいいのですが、「お手伝いさん」、「旅行の利便性」、「子供の学校の選択の幅の広さ」、「天井の高い家」を考えると、だんなである私も給料の若干の低下と職種の狭さに目をつぶって、香港ベースで働こうかなあと、考えます。
香港から東京まで通勤できれば、ほんとベストです。
あ、そうか、八ヶ岳ベースを香港ベースに置き換えればいいのだ!!

検討しはじめてみます

TAKAさんコメントありがとうございます。
フィリピンはメイドはちょっと余裕が出来れば一般家庭でも雇いますが、お給料は約3,000ペソから5,000ペソが相場の様です。貧しい家庭の兄弟が多い家は、メイドに出れば食いぶちが減り、おまけに収入になるので、10代前半で働く子供も多いのですね。
ちなみに3世代家族同居で育つフィリピン人は、お年寄りも子供の扱いも手慣れたもので、とてもホスピタリティに溢れていると言われています。でも金銭問題から首になる人もいると聞きます。
良いメイドを探し当てるまで数回は、お試し採用をすることが多いみたいですよ。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)