2006年04月02日 |
(by 塩手勝久)変革[6] コミュニケーションのマネジメント |
Business Design |
現在、食品衛生管理プロジェクトで毎週末調理場をまわり、汚染度の測定(ATP測定)をしています。右の写真が購入前にデモ機として借りていた時のものです。左の注射器のようなもので、対象物を拭き取ってその後右の測定器に入れると10秒後には汚染度が数値で分かるというすぐれものなんです(^^;
数値化することの意識変革効果は、「可視化することの重要性」で述べてますのでここでは省略します。測定対象は、包丁やまな板、スタッフの手指など食品に直接触れるものが中心です。右の写真は測定中の様子でスタッフが興味津々で自ら測定します。(ほんとに楽しそうにやっています)
一見テーマからそれているように感じるかもしれませんが、ここに重要な目的が入っているのです。
以前ご紹介した「変革の8段階ステップ」(変革は起こすより定着が難しい・・その1 にて)を再度出して説明します。
■変革の8段階ステップ:
□コッターの8段階の変革ステップ
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第1段階:「危機意識を高める」
第2段階:「変革推進チームをつくる」
第3段階:「ビジョンと戦略を掲げる」
第4段階:「ビジョンと戦略を周知徹底する」
第5段階:「行動の傷害を取り除く」
第6段階:「短期的な成果を生みだす」
第7段階:「さらなる変革を推進する」
第8段階:「新しい文化を定着させる」
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今回のテーマはこの第4段階「ビジョンと戦略を周知徹底する」の部分になります。
ビジョンと戦略を周知徹底するには、タイトルにある「コミュニケーションの設計と管理」が重要なのです。
■コミュニケーションのマネジメント
結局のところ、最後は人間関係なんです・・・というと身も蓋も無いかも知れません(笑)
ビジョンや戦略を周到に練ったところで、「なんかあいつとは合わない・・」と思われたらそれでプロジェクトは動かなくなってしまいます。嫌われることを恐れては変革はできませんが、ほんとに嫌われてしまっても変革に苦労します(^^;
「コミュニケーション・マネジメント」と固く書きましたが、余裕があればきちんとどういう機会を使ってどんなコミュニケーションを図るというプランを練ることはとても意義あることです。いろいろとやっていると時間的余裕がないこともあって、うまく動いていないな・・という時に、見直せる程度の概略プランにとどめています。一応検証できるように、日時や時間の記録をとって数値化していますので、うまく行かなくなった時にこれを基準に修正を図ります。
今回調理場の汚染度測定を事例に出したのは、「現場でコミュニケーションするツール」というのが案外重要だということなのです。これには現場スタッフが興味を持つ(もしくは意識せざるを得ない)ツールがあると、現場に入る理由がまずできますし、それを媒体として現場スタッフとのコミュニケーションが効果的に図れるのです。今回のツールは、調理場に入っていき調理スタッフとコミュニケーションを図るのに最適であることが分かり、とても楽しいツールであるということが発見でした。
今週末で2週間目ですが、前回から明らかにスタッフは新しい取組を行い、測定すると実際にきちんと成果が数字で出てきます。そうするとスタッフは達成感を持てるし笑顔も出てきます。それを見て私も思わず微笑んでしますので、「塩手さん、なんか楽しそうですねー」と言われてしまいますが、実際たのしいのです(笑)
ということで今やっている事例をもとに、「コミュニケーションの頻度」と「コミュニケーションツールの重要性」を書いてみました。ツールは実際いろいろとあるので、自分で考えて試してみると面白いものです。
最後に調理場用のもう一つのツールをご紹介します。「可視化することの重要性」で述べた、手洗いチェッカーというものです。手洗いが実際にどの程度できたか、一目瞭然なので「えー、マジですかー!」という反応が実際に返ってきて手応えを感じたところです。右の写真で、白く光っているところが手洗いが不十分だったところなんですが、このようにはっきり結果が見えてしまいます。
また何か機会があれば紹介していきたいと思います。
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塩手勝久 (株)星野リゾート
環境マネジメント担当
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食品衛生管理(HACCP)担当
zero@hoshinoresort.com
「星野リゾートの環境への取組み」
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