2006年04月13日 |
(by 塩手勝久)変革[8] 変革は起こすより定着が難しい(4) |
Business Design |
その3からの続きです。前回述べた、「放っておいても、常時意識している人を配置する方が機能する」という点を少し掘り下げたいと思います。
環境活動というのは、現状の危機感をなかなか持てないテーマであることも一因だと考えています。社内で旗を振り続ける人がいなくなると、とたんに活動が停滞してしまうことがその象徴的な部分です。とはいっても、総論賛成のテーマなので誰か一生懸命旗を振って引っ張り出すと案外動き出すものなのです。(会社の戦略や方針ももちろん重要です)
■仕組みで意識付けが難しい理由
その旗を振る人を、仕組みで意識付けさせることが難しいのは、環境分野では基準の設定が「理想値」で設定しないといけないからです。理想の共有からはじめるのは結構難しいし、自身で考えていないものは妥協しやすいものです。常時意識している人とは、実は「常に高い理想像を持っている人」に他なりません。そういう人とは、理想の共有に苦労せず、「やっぱ、こうだよねぇ!」で簡単に済みます。ここが大きな違いです。
また、「高い理想像」を持っているからこそ、「常に現実とギャップが存在し、それが現状の危機意識につながっている」というのが特徴です。こういう人は、危機感を持って勝手に動き出す傾向が強いので、こういう分野に向いているのです。
■高い理想像を持つ社員が増えて来た
入社2年目社員が多く立候補してくれたということは、それだけ高い理想像を持つ社員が増えて来た証であると思っています。既存社員は環境経営をする前からいる訳で、環境分野に理想像を持って入って来た人はそもそも多くありません。(途中で共感してくれる社員はもちろん多く存在します)
しかし、変革が進んだある段階から「環境の星野リゾート」なるものの認知が始まって、環境分野に高い理想像を持つ社員が増えて来ているのです。そういう事を考えていくと、このような好循環サイクルへ持っていくには、それなりに時間が必要なんだと感じてしまいます。
課題はこの好循環を維持するために、「高い理想像を持つ社員」へ「理想を追求できる場」を提供していくことだと考えています。
まずは、リーダーポジションスタッフが「やる気は猛烈にある!」を満たして来ましたから、「やれきれる!」を満たせるかどうかです。ここは私の重要な役割だと思っています。障害にぶつかったら、取り除くようなサポートをしていくつもりです。
さっそく動き出しているので、ネタが溜まってしまってます・・。
時間があればどんどん書いていきたいのですが・・
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塩手勝久 (株)星野リゾート
環境マネジメント担当
zero@hoshinoresort.com
「星野リゾートの環境への取組み」
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