2006年08月16日 |
(by 塩手勝久)学生の成長を指標化する?![2] |
Environmental Eyes |
すでに1週間も前のことになりますが、(社)長野県環境保全協会・佐久支部の分科会を学生主体の運営チームが開催しました。 私の方で想定外の仕事が入ってきたこと事もあって、8月に入ってからはいろいろと検証・整理することが後手になっています。とりあえず空き時間を有効に使って、少しでも整理して自分の頭をすっきりさせます(^^;
この日は学生が遠くから勢揃いしたということもあり、7/24に整理した「学生の成長を指標化する?!」の「5段階のアウトプットレベル」について、実際に学生4名と個人面談を行い現状評価を行ってみました。
※(社)長野県環境保全協会・佐久支部活動において、信州大学の学生4名(工学部・農学部・繊維学部)が8ヶ月に渡るインターン活動に参加中。また地元の環境専門学校アースビジネスカレッジではカリキュラムに加える挑戦をしながら先生共々活動中。
■5段階のアウトプットレベル:
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[レベル5]パラダイム転換 --- 全く新たな周囲にとっても意味ある状況を創り出す行動
[レベル4]創造行動 ---『課題達成型』の行動(自分の理想から問題を認識し、解決を試みる)
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[レベル3.5]改善行動 ---『継続的改善』の行動(PDCAサイクルが習慣になっている)
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[レベル3]能動行動 ---『問題解決型』の行動(誰もが感じる問題を把握し、解決していく)
[レベル2]通常行動 ---やるべきことをやった行動
[レベル1]受動行動 ---言われたことをやっただけの行動
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ここへ個人的な考えで[レベル3.5]というものを追加設定しました。このレベルはPDCA(Plan-Do-Check-Action)のサイクルが常時行われている行動を基準としています。これが企業が採用したい学生の基本行動レベルという基準にし、参加してくれている全ての学生がこのレベルに到達することを私の目標としています。
なぜなら、このレベルにあれば入社後の様々な環境下でも対応していける基礎能力が備わっているという考えであるし、トレーニング(反復訓練)で到達可能な目標と考えているからです。
インターンとして参加してくれた学生が社会に出て、きちんと能力を発揮し、持続可能な社会へ貢献するということこそがこの活動の私の大きな使命の1つと今は考えています。
※内容は行動レベルですが、相関したアウトプットが出てくるということでアウトプットレベルと表現。
「行動レベル → アウトプットレベル」
次にどうやって、学生の動機付けを行うか?についてです。
■人が動くには、危機感が必要:
●自然に欲求が向かないものへ動かすには、危機感が必要
と私は考えています。そもそもこの活動に参加してくる学生は、「新しい活動への挑戦」をしてきている訳です。それは今のままではダメだ!という危機感を根底に持っていることを強く感じています。
そこへ、どの企業も必要としているレベル・社会変化に適応していける基礎能力という観点で、面接官の視点でフィードバックすることが、さらに危機感を強く持ってもらえると考えています。2名が年末から就活開始ということで当事者ですし、来年から社会に出る2名へは「すでに会社に入ってからの競争は始まっている」と伝えています。
これで成長への目標設定はできた訳ですが、そこへ到達する最短の手段を考えていく必要があります。そうやって頭を悩ましていたところ、ちょうど参考になった本を見つけることができました。それは、「人が育つ会社をつくる」という本でした。
そこでは、「成長実感」へ直結するのは「キャリア・コンピテンシーである」として、10項目が優先度から整理されていました。この「成長実感」こそが、主体的に活動を継続する根源だ!と共感し、早速これも指標化してみることにしました。(^^;
■「成長実感」へ直結する10項目:
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?主体的なジョブデザイン行動
1.自分の価値観やポリシーを持って仕事に取り組んでいる
2.社会の変化、ビジネス動向について、自分なりの見解を持っている
3.部署・チームを超えて、積極的に周囲の人を巻きこみながら仕事をしている
4.仕事の進め方は、今までの延長線上ではなく、常に自分なりの発想をする
5.自分の満足感を高めるように、仕事のやり方を工夫している
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?ネットワーク行動
6.新しいネットワーク作りに常に取り組んでいる
7.自分のネットワークを構成する個々人のニーズを把握し、応える努力をしている
8.自分の問題意識や考えを、社内外のキーパーソンに共有してもらうようにしている
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?スキル開発行動
9.今後どのようなスキルを開発していくか、具体的なアクションプランを持っている
10.スキル・能力開発のための自己投資をしている
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※出典「人が育つ会社をつくる」
これは実際に仕事していて、自分のキャリアビジョンが新しい仕事をやる度に変わっていくことを実感していると、とてもしっくりくる内容だったのです。5年前・2年前と今は、全く違うキャリアビジョンになってしまっている自分がいるからです。数年先のキャリアビジョンなんて新しい経験によってあっさり変化することを感じてくると、5年後のキャリアビジョンを考えよう!というのはなんだか絵空事のように感じていて、昨年まで学生に話していたことは止めたかったのです(^^;
そこへこの10項目を見て、「これこそが自分がやってきたこと!」と共感しました。しかし、このままでは測定に使えないので、またまた勝手ながら自分なりに重点化し、「定量評価」できるようにしました。
これによって、2つの指標ができたことになります。
■2つの指標で測定
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1.アウトプットレベル(基本的行動特性評価)
2.成長実感レベル
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この2つの指標は、[2]の定点測定と[2]のレベルアップによって活動そのものに成長実感があり楽しいものへ変え、[1]の目標3.5レベルへの到達を早めることを狙っています。
これも新しい試みなので、ほんとうにそうなのか?機能するのか?という検証・しっくりこない部分の改善を行っていきたいと考えています。
まだまだ十分ではないですが、この仕組み確立こそが、他にない「インターンシッププログラム」としての差別化になると考えており、なんとか今年中に確立するつもりです。
この進展をまた整理していきます!
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塩手勝久 (株)星野リゾート
環境マネジメント/HACCP担当
zero@hoshinoresort.com
「星野リゾートの環境への取組み」
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