2006年10月08日 |
(by 中澤数人) 農家さんの生活?やってみる前後でのイメージギャップの話? |
Environmental Eyes |
(by 中澤数人)
早くも10月に入ってしまいました。9月の農作業をご報告しておきますと、秋冬野菜(にんじん、大根、キャベツ、レタス、白菜、ブロッコリー、水菜、ほうれん草など)の種まきや植え付け、それから夏野菜の後片付け(ネットや支柱の片付け)がメインでした。
それにしても、最近は日が短くなりました。農作業は暗くなると出来なくなるので、季節によって、労働時間がこんなにも違うのかとびっくりしています。近ごろは、18時前には暗くなります。だから18時半には作業を終了し、19時ごろから夕食になるわけで、秋は、本当に夜が長いんだという印象です。これが7月ごろだったら、夜は20時ごろまで明るくて仕事ができたのですから、単純に2時間も早くなったことになります。また、気候的にも体を動かしやすくなったので、労働環境としては、ずいぶんと楽になりました(笑)。
さて今日は、農家さんのところで研修を始める前と、実際に始めてみてから、こういうところがイメージと違ったなあと感じた点について、簡単に書きたいと思います。
まず1つめが、機械を使って作業をする時間がずいぶん多いということです。具体的には「軽トラ」や「2トン車」などの作業用の車から始まり、土を耕すときは、「耕運機」や「トラクター」、中耕管理には、「サク上げ機」や「草刈り機」などを使います。また、稲作の場合には「田植え機」や「コンバイン(稲の刈り入れ、脱穀を行う)」など、作物によって個別に使う機械があります。また、規模が大きい農家さんによっては「ブルドーザ」や「パワーショベル(ユンボ)」などを使うこともあります。
僕が生まれ育ったのは、千葉県の船橋という郊外の町で、父親はサラリーマンだったこともあり、ほとんど農家の生活というのに触れずにきたということもありますが、僕が研修に入る前に持っていたイメージは、鍬(クワ)や鋤(スキ)など、手作業用の道具を使う昔風の農作業というイメージが強かったのでした(笑)。都会で育った人は、農家さんの暮らしというと僕と同じようなイメージを抱く人も多いと思うのですが、もちろんこういう手作業の道具も使いますが、現代では、時間の割合的には、前述した動力機械の方が多くなっているんですね。
もちろん、農家といっても千差万別なので、すべての農家さんが機械を多用しているということではないですが、それで収入を得ていこうとすると、大きな栽培面積をある程度の機械を使って効率的に運用していくというのは当然のことです。まあ、どこまで機械化するかは、資金的な問題や好みもあるので、人それぞれだと思いますが、農家として収入を得ることを目指すのであれば、機械を使った作業に馴染めるかという点もけっこう大事なのではないかと思います。こういった機械のメンテナンスは、ある程度自分で行う必要もありますし。(新しい機械なら問題ないかもしれませんが、けっこう故障をするので、その都度メーカーや修理やさんを呼んでいては効率が悪いのです。)
それから2つめは、畑での農作業以外の時間が多いということです。具体的には、野菜を出荷するにあたって、野菜の泥やゴミを落として、洗って、袋詰めをしてという「荷作り」だとか、野菜を販売するお店や農協などに出荷する「配達」などです。このあたりは、販売先によるところが大きいのですが(例えば、レストランに直送する場合は、野菜を洗ったり袋詰めはせずに、コンテナ納品でOKとか、消費者に産直する場合は、宅急便やさんに荷物を取りに来てもらうので配達がなかったりとか)、今、僕が研修を受けている農家さんの場合(野菜を毎日、スーパーやレストランに出荷)は、毎日2?3時間くらい、こういったことに時間がかかります。一般的な農家さんは、家族で経営するパターンが多いので、奥さんが「荷作り」や「配達」を行うという感じで分業しているケースも多いです。
僕はいわゆる都会的な生活しか知らなかったので、農家さんの暮らしを経験してみて、こんなあたりのイメージにギャップがありました。今、トレンドになっているスローライフとか、田舎暮らし、農的暮らしと言った言葉から連想される農家さんのイメージには、手作業の道具で作業するような昔風のイメージが強い気がしますが、それと、今、実際に職業として収入を得ている農家さんのイメージにはちょっとズレている気がします。スローライフに憧れて、農家を目指す人は、知っておいた方がいいと思ったので、コメントしました。
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■コメント
中澤さん、こんにちは、
>秋冬野菜(にんじん、大根、キャベツ、レタス、白菜、ブロッコリー、水菜、ほうれん草など)の種まきや植え付け、
ボクも自宅の小庭に白菜とかの葉っぱ類の種をまいて芽がでたのですが、種を蒔いてからひと月が経ち、葉のほとんどが虫に食われてしまいました。
葉っぱのスジの部分だけが風にそよいでいます。
今はシャカリキに農薬とかまくつもりはなく、いろんな出来事を楽しんでいます。
新芽だし食欲の秋だし、虫にとっても美味しいのでしょうね。
農家さんの畑をみて、葉っぱモノが実っているのをみて、「プロは違うなあ。」と感心する今日この頃です。
ボク等素人の農作業のイメージはまさに昔風のそれ。
中澤さんはボク等の目線でお話してくれるのでとても参考になります。
ありがとうございます。
ではでは、
投稿者: Tad★未来図より | 2006年10月19日 00:38