2006年11月14日 |
(by Toshi)プロ野球で共創を考える |
Global Eyes |
(by Toshi) 僕は実は昔、野球きちがいで、小学生の時は野球放送のアナウンサーになりたいと思っていました。そんなこともあってか、今も特にプロ野球は時々関心を持ってみているのですが、今年は共創(共に繁栄する)のあり方を考える意味でも興味深いシーズンでした。
まずは日本ハムをめぐる盛り上がり。これまであまり注目を集めることのなかったチームが勝ち進み、かつ注目を集めるようになったのはいいなあと思ってみていました。興味深いのは、強いだけでは注目されないということ。たとえば西武はずっとAクラスにいるのに松坂など一部の選手以外はあまり注目されません。そういえば昔、阪急というチームがあって、かなり強かったのですが人気がなく、当時人気絶頂だった松田聖子を入れたらなんてジョークがあったくらいでした。
日本ハムの人気が高まったのは一つに、個性ある選手の存在でしょう。といえばなんと言っても新庄。彼は日本ハムに入るに当たって、「これからはメジャーでもない、セ・リーグでもない、パ・リーグです」と言いました。こういう考え方をスター・プレイヤーたちが持つかどうかは、その世界の盛り上がりに全体に大きく影響しそうです。今はそれほど盛り上がっていないところにあえて入っていって、自分が盛り上げるという精神。こういう選手の加入で、何か一つ足りなかったチームが変わる。そして、その選手だけでなく、生え抜きの選手も輝き、脚光を浴びる。そういうチームが球界に旋風を起こし、球界全体も盛り上がる。
逆に各球団のスター選手が、すでにスターをたくさん抱える球団に入る時、球界としてはむしろ沈むような気がします。その選手を失った球団は大きな魅力を一つ失う。その選手が行った先で活躍していればいいのですが、けっこう控えに甘んじていたりします。そういうのを見ると、集中するのではなく、分散した方がみんなよかったんじゃないの?と感じます。フリー・エージェントを宣言した小笠原選手には、少なくとも巨人には行って欲しくないなと思います。
話を戻して、日本ハム盛り上がりのもう一つの要因は、地域とつながったことじゃないかと思っています。かつて東京に本拠がある頃は、ホームを同じくするジャイアンツの裏番組みたいな印象がありました。それを北海道に本拠を移して、存在が見えるようになってきた気がします。北海道の野球ファンも、新庄効果や、強くなってきたこともあって徐々に日本ハムにつながってきていたのではないかと思います。
そしてメディアもそこに着目します。日本ハムというのも久しぶりですが、北海道のチームが初めて優勝するかもしれない。取り上げられたことによって、ますます地元が意識するようになり、それを見て全国で注目する野球ファンも増える。野球にそれほど関心を持っていなかった人も関心を持つ。
もう一つ、今年、興味深かったのが、WBCや日本シリーズはおもしろかったけれども、オールスターは全然おもしろくなかった、ということでした。ただのお祭りではいまやおもしろくない。真剣勝負するからおもしろいんですね。それぞれの選手についても、オールスターよりWBCや日本シリーズの方が印象を残したと思います。
今の関心は、メジャーに有力な選手たちが行ってしまうのをどうしたら減らせるか。WBCがおもしろかったというのは、一つヒントかなと思っていますが、さて..
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