2007年06月03日 |
(by paco) 東大の平尾教授に会いに行く |
Environmental Eyes |
(by paco)東京大学工学部の平尾雅彦教授に会ってきました。専門は、化学システム工学ですが、環境問題も研究分野に選んでいて、里山林の生態系の研究や事業化の研究、さらに、各地の環境コンテストの審査委員など、環境分野でもいろいろな仕事をされています。
平尾さんと会えたのも不思議な縁で。4月にリアルコムで「ヤマガラの森」のプレゼンテーションをやらせてもらったのですが、その時に「大学で里山の研究をしてました。この分野は事業化は難しいという結果が出ているんですが、どう考えていますか?」と質問してくれた人がいたのですね。そのKさんとしばらくはなして僕の考えも説明したのですが、「だったら、担当教授だった人に会ってください」というので、彼の仲介で、平尾さんとの出会いが実現しました。
本郷キャンパスにある東大工学部に入ったのは、だいぶ前にトロンの坂上教授に取材したとき以来。ほとんど初めて気分。フロアには酸やアルカリのにおいがして、以下にも化学という感じ。ナノテクのポスターとか貼ってあって、でも建物は古くさいし、ここが日本の最高学府なの??
とはいえ、中身の優秀さと建物とは無関係で、平尾さんとも多彩な話をすることができました。
「ヤマガラの森」のねらいやしくみについては、なるほど、そういうやり方もありますね、というように共感してもらいました。特にねらいとして市民の巻き込みや、市民の理解を深めることに比重があるという点には、おおいに納得してくれて、平尾さんもここを狙っているものの、環境関係の賞の審査をやっても、なかなか手応えが得られるところまではいかないと話していました。
森造りの面でも、植える樹種やその考え方について、「普通の雑木林ではないね」といいつつも、「こういう森の作り方はほかに例がないのでは?」「今後、どのように成長するか、させていくか、研究対象としても興味深い」と話していました。特に、植えた樹種と自生してくる樹種との競争をどうやって進め、あるいは排除していくか。どの程度手を入れていくか、成長性はどのぐらいか、など、興味は尽きないという点で一致。なるべくデータがとれるように、記録していかないとねということになりました。
さらに、今横浜市と進めつつある、環境政策についても構想を話し、それはおもしろそうという意見をもらいました。実際に実現に至るかどうかはまったくわかりませんが、実現するとしたら、平尾さんのような専門の学者に「お墨付き」というか、一定の学問的な結果予想を担保してもらうのはとても重要な意味を持つので、方向性が見えてきたらぜひこの部分で協力していただきたいとお願いして分かれました。
僕自身の自己流で進めてきた「ヤマガラの森」ですが、専門の先生にも認知してもらえたということで、自信がつきました。
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