2008年04月21日 |
(by塩手勝久) 100%伝わることなどない?! |
Business Design |
塩手です。すっかり間が開いてしまいました・・・ ブログもとにかく書くという優先度をあげて取り組まないとダメだと反省する日々です。言い訳にはなりますが、現状時間をとられている自身の課題について書きます。
今抱えている大きな課題は4つあるのですが、1つは「食の安全」で約60もの厨房を対象にした活動です。平均5名が従事していると約300人が対象であり、かつ場所は15箇所に分散していることが特徴でもあり、悩みの根幹だったりします(^^;
■分散施設での活動安定化の難しさ
15地域・60厨房から食中毒を出さないように安定化させるための仕組み作りが役割ですが、調理従事者にやるべきことをやってもらってはじめて結果がでます。
しかしながら、人への依存度は必然的に高く、我々のように人の異動の多い業種ではそれが不安定要因になってしまいます。
人が最大の変動要因であるのですが、どういうことが実際起こっているかというと、以下の2つです。
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1)100%伝わることなどない
2)伝わったことも時間と共に風化する
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■100%伝わることなどない
伝えたいことが100とすると、実際に伝わることは相手によりますが、20〜70という感覚です。相手の理解力(意欲と能力)によって大きな隔たりがあります。
このために取組を数値化して、実際の行動レベルを評価して問題を顕在化させるようにしています(年6回)。これだけでオペレーション専任スタッフが必要な状況で、結構たいへんです(^^;
4時間の座学研修を行っても、行動に変わるまでには大きなギャップがあるもので、実際にどれだけ行動に移ったかをモニタリングし続けてギャップを埋めるようにしている訳です。
ここで、この活動の優先順位がそもそも低かったりするとそれだけで行動に移りませんから、ベクトルを合わせるための環境要因の整備も同時に行っています。
■ベクトルをまずは揃える
最初はこの活動が優先的にやるべきものという認識を共有することが不可欠です。次に、やりたいのにやりづらいという阻害要因を潰していきます。
ざっと以下の「認識の共有」と「環境整備」を行います
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(a)認識:やることは義務であり、やらない選択肢は存在しない
(b)認識:活動内容とその結果は評価される
(c)環境:必要な教育は実施(研修キットも配布)
(d)環境:必要な備品は準備
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(a),(b)は、認識の共有で、我々の会社ではやらないという選択肢はないということと、その内容が評価対象であるということを伝えます。ここをしっかり合意しておかないと、ベクトルが合わずこの後の方向修正が大変になります。
(c),(d)は、環境整備で、これが整っていないと「やれない言い訳」ができてしまうので、そういう要因が発生したらその都度潰していっています。この環境整備キットなるものも、随分とバージョンアップを繰り返しているのです(^^;
ここで区切って、次は「2)伝わったことも時間と共に風化する」に続けたいと思います。今回は、3回で完結するようやりとげます!
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(株)星野リゾート グループBCMユニット
ユニットディレクター 塩手勝久
〒389-0195長野県軽井沢町星野
zero@hoshinoresort.com
http://www.hoshinoresort.com/
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BCM=Business Continuity Management
※[Pandemic,HACCP,ECO,Legionella,etc]
Pandemic=Planning for The Next Influenza Pandemic
HACCP=Hazard Analysis and Critical Control Point
ECO =Environmental Management System
Legionella=Prevention of Legionella disease
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