2008年05月10日

(by paco) カラマツストーブ

Environmental Eyes

(by paco) 友人の紹介で、カラマツストーブを推進中のふたりが六兼屋に遊びに来てくれました。

カラマツストーブを言うのは、カラマツやアカマツなど、針葉樹を燃やすことができる薪ストーブとして、茅野市の蓼科で開発されたオリジナルストーブです。カラマツやアカマツは油分が多く、そのために建築材としては腐りにくく、また水分が少ないので軽くて丈夫なのですが、燃料として使うには火持ちの悪さにつながります。油分が一気に燃えて高温になるものの、すぐに燃え尽きてしまう。高温になりすぎると、普通の薪ストーブでは鋳物を傷めてしまうので、燃料としては向かないのです。

薪ストーブはバイオマス燃料を使うので環境にはいい。でもここでも針葉樹は敬遠されてしまいます。長野県は明治あたりから唐松の植林が積極的に進められたきたのですが、これが今、けっこう大きな木になり、使い時なのに、使われずに森が閉塞している状態です。この問題をなんとかしようと開発されたのが、この「進数から待つストーブ」なのですね。

通常の鋳鉄の代わりに、高層ビル建築にも使われるハイテンション鋼板を使い、高温に耐えるようにつくられていると同時に、一気に燃えないように、煙突と本体の接合部分が一気に絞られるように細くなっていて、ここで煙突の流量を制限することで、燃料を最適化するという方法のようです。

みての通り、あまりかっこはよくないのですが、性能は高く、薪を完全燃焼させると同時に、灰は1シーズンに1回とれば充分というのにはちょっと驚き。六兼屋の広葉樹用の普通の薪ストーブでは、真冬にフルに使うと、3日に1回は捨てないといけないので(それでも完全燃焼した残りなんですが)、年商のよさはかなりのもの、と思われます。着火性能がいいことも強調していました。確かにカラマツなら油分が多くて、少量のたき付けで素早く火が付くんでしょう。

これが普及すれば、邪魔者にされているカラマツやアカマツを燃やして暖をとり、そのあとに広葉樹を植えるなど、地域にあった植生に戻せば、森としての機能も回復するし、CO2吸収にもなります。なかなかいい方法です。ニーズもあるとのことでしたが、ボトルネックは、今は製造が実質1人の職人が担当しているので、年産50?60台がせいぜいとのこと。職人の育成が急務とのことでした。

ということで今回は六兼屋に来てもらったので、次回は現地に遊びに行ってみようと思います。

投稿者 paco 20:24 | コメント (0) | トラックバック (0)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.chieichiba.net/mt/mt-tb.cgi/889

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)