2008年08月17日 |
(by paco)雨谷麻世さんのチャリティコンサートに来ませんか? |
Environmental Eyes |
(by paco)クリスタル・ヴォイスを絶賛され、ファンの多いソプラノ歌手の雨谷麻世さんとお会いしてきました。かんき出版社長の境さんのご紹介です。
なんでご紹介?かというと、雨谷さんは以前から森づくりの活動に関わってきて、今年、国の行事でもある「全国植樹祭」でも、天皇陛下出席の前で、木と森の歌を披露したという実績と実力の持ち主なのです。芸大生卒のキャリアですから、それも納得という感じですが。
僕もCDを聞かせてもらったのですが、オペラも歌える歌唱力で、シャンソンのテイストも感じさせる聴きやすい楽曲を、さらっと歌ってしまうところが、彼女の魅力なのかもしれません。クルマでもオーディオセットでも、高性能の機器を50%の出力で乗る(聞く)のと、半分の実力の機器を100%の出力で乗る(聞く)のとでは、当然前者の方が美しく、厚みを感じさせるのと同じで、ぱっと聞くと普通の歌のような、庶民的な聴きやすい曲が、心の真に届く、という感じかもしれません。
その彼女の、環境チャリティコンサートが9月19日(金)夜、初台の東京オペラシティホールで行われます。収益金は植樹に寄付されるということで、美しい歌声を楽しみつつ、森づくりにも貢献できるなかなか得難い機会です。僕も行くので、よろしければ、聞きに来ませんか?
チケットをご希望の方は、pacoあて、枚数を指定の上、ご連絡ください。
そうそう、彼女の森づくりへの思いを直接お聞きしてきたのですが、宮脇昭さんの植樹の会にも何度も参加しているといえば、わかる人にはわかる、という感じでしょうか。宮脇昭さんは、横浜国立大学名誉教授で今年80歳。「日本一、木を植えた男」として知られ、特に彼の森づくりは、その土地本来の樹種を研究し、その状態に戻すことを狙った樹種選定と植え方をすることに特徴があります。日本では九州から関東の平野部では、基本的に照葉樹林帯で、タブノキ、スダジイ、ヤブツバキなど、葉がつやつやした常緑広葉樹を、混合して植えるところに特徴があります。こうして植えられ、30年ほどたった森は、その土地本来の森なので、人が手を入れなくても、そのままの状態で個体が交代していき、森が維持されるという「手がかからない、自然本来の森」になるのです。
こういう森づくりをするために、彼は日本全国をくまなく回って、その土地土地の自然植生を調べ上げた大著「日本植生誌」(全10巻)は、伊能忠敬の日本地図の功績にも匹敵する画期的な著書だと思います。僕のPresent Tree「ヤマガラの森」のような、里山は、人の手が入ることで維持される森ですが、宮脇さんの視線の先にある森は手を入れなくても、本来あるべき状態になっている、ホンモノの森なのですね。彼の思想に触れたときの衝撃は、忘れられません。こんな森をつくっていると怒られてしまいそうなので、興味はあれど、会いに行けてない、という大先生なのです。
そんな宮脇先生の教えも受けて、「鎮守の森」(自然植生が残された森)をテーマにした楽曲を、自ら作詞もして歌っているという雨谷さんですから、単なるチャリティとはひと味違うコンサートになると期待しています。Present Tree「ヤマガラの森」にも興味を持ってくれているので、機会を見つけて森にも遊びに来てくれると思います。
ということで、雨谷麻世さんのコンサートのご案内はこちら。また麻世さんの公式サイトはこちらです。
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