2008年12月18日 |
(by ショウコ.i)オウチ探し(6) 住みたい家 |
Life Design |
(by ショウコ.i)
いくつものモデルルームを観た。
その中で、直感的に感じる事--住みたいか、住みたくないか--について、興味深く考える。
住みたいか住みたくないか、というよりも、自分がこの家とつきあうことを想像できるかどうか、といったほうが正確か。
単純にデザインが好きかどうか、ということは当然大きな理由だろう。
ただ、それにしても、どうして自分がその空間とつきあうことをイメージできるのかということについては、ずっと考えているのだが、よくわからない。
ある高級指向の木造の家は、主立った家具は作り付け、いかにもしっかりしたつくりの内装は、安心感はあったが同時に圧迫感も感じてあまり好きとは思えなかった。
ある、日本を代表するメーカーの家は、ザ・現代日本の家、という感じで、何の違和感もない間取り。今すぐにでも生活をスタートさせて「あーかるい、ナ○○ナル♪」なんて歌ってしまいそうな完璧さであった。
しかし、過不足なく暮らせるだろう、と感じたにも関わらず、自分がつきあう相手という意味では印象に残らなかった。
モデルルームとして提案されている家は、つくりが立派すぎるというのもあるにせよ、このようにほとんど「ビビビ」とこなかったのだ。
ただ、最後に観た一軒、ある輸入住宅メーカーのものだけには、とても良い印象を抱いた。
聞いてみればなんのことはない、工場で生産して現場で組み立てる、というよくある工法の家である。
なのに、この家とつきあったらおもしろそう、そういうふうに感じた理由は何なのか?
ごく普通の家でいいよーーーなんて手応えのないことを言ってる夫ですら、この家には他とは決定的に違う何かを感じた、と言っていた。
翻って、今住んでるマンション。
鉄筋コンクリートの、ごく普通のマンションである。
入居時に入れ替えたキッチンも、予算の都合で一番安いもの。
でもとっても心地よいのは…
部屋を片付けながら改めて家の中を眺めてみる。
すり切れた和室の柱、シミのついた窓際の板。
さえないアルミサッシの窓枠。
まめに手入れをしないとすぐに油だらけになってしまう換気扇。
手を動かし、体を動かしながら工夫してきた台所道具の収納場所。
つまり、住みたいと思える家というのは
自分が手を入れる「スキ」がある家ということではないのか。
そういえば、件の輸入住宅の営業の方が言っていた。
窓枠が木製なので、定期的に手入れをしなくちゃいけないんです。と。
「スキがなさすぎるんだよ」。
昔、いつまでも彼氏のできない私に友人が言ったことを思い出す。
住まいとの出会いも、偶然であって必然、ということになるんだろうか。
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