●ワハハ・ 安全育児:

  スタッフおちゃずけが、ハイハイ、つかまりだちを始めた赤ちゃん〜幼児のいる家庭の保存版安全対策レポートを行いました。 ぜひ読んでメモってね!
 おちゃずけの家庭内事故の防止と対策

 



 
<おちゃずけの家庭内事故の防止と対策>

 


○introduction はじめに -----------------------------------------------

みなさん、こんにちは!!おちゃずけです。

我が家のお嬢もはや9ヶ月。「はいはい」や「伝い歩き」も始まり瞬時も目が離
せません。得意げにソファーに片手立ちしてるかと思えば、転んで後頭部激打、
おとなしく遊んでるなと思えば、あらぬものを口に入れてるし・・・。

ところで、みなさん、子供の事故は家の中が一番多いという事実、ご存知でした
か?乳児を除いた5歳ぐらいまでの子供の死因の約3分の1は、家庭内での誤飲
や転倒、転落によるものだそうです。日本はその「死亡事故率」が先進15カ国の
中で2番目に高いそう。(1994〜1995年 WHOの調査による)

「家庭内事故」は細心の注意を払い、親が事前に対策を講じておけば、その3分
の2は防げるということ。そこで今回、「家庭内事故」が起こったときの対応策
を調べてみました。年末、年始にかけて忙しくなるとともに、特に事故が発生し
やすくなります。みなさんと一緒に予備知識を学んでいければ、と思います。


○我が家の安全をチェックしてみよう ------------------------------------

さて、まず下の「わが家の安全チェック度」で、皆さんの家の安全度をチェック
してみましょう。


<わが家の安全チェック度>

 □ 段差のある場所(階段、玄関など)は転落防止対策をしている
 □  ベビーベットの柵はいつもあげている
 □  たばこ、医薬品、洗剤などは赤ちゃんがての届くところには、おかない
   ようにしている
 □  赤ちゃんを抱いたまま、熱いものを食べたり飲んだり料理したりしない
 □  テーブルクロスは使わない
 □  お茶やコーヒー、カップラーメンなど、熱いものは、テーブルの端に
   おかない
 □  ポットや炊飯器は赤ちゃんのての届かないところにある
 □  浴室の入り口に赤ちゃんが一人で入らないよう対策している
 □  お風呂の残り湯は貯めない
 □  洗濯機のそばに踏み台になるようなもはない
 □  ストーブやヒーターなどは、安全柵で囲ってる
 □  硬貨、ピアスなどの小物を赤ちゃんのての届くところにおかない
 □  家具などの角はガードしている
 □  かみそり、包丁、はさみなどの刃物は使用後すぐ片付ける
 □  ビニール袋、ラップはての届かないところに片付けている
 □  ペンや、フォーク、歯ブラシをくわえさせたまま遊ばせない
 □  ベランダや窓のそばに踏み台になるものはない
 □  赤ちゃんを一人で置いて出かける事はない
 □  チャイルドシートは必ず使っている
 □  赤ちゃんを車に一人で置いていくことはない


・・・いかがでしたか?いくつチェックできましたか?それでは、チェックした
項目の数をカウントしてください。

 ○13〜20個:
    恐れ入ります。安全対策万全。どうぞこの特集は読み飛ばして、CHINPYさん
  のエッセイを楽しんで下さい。

 ○8〜12個:
  安全対策について、かなり工夫されていますね。万全を期して、この特集を
  ご利用下さい。お忙しい方は参考HPをごらんになっては?

 ○0〜7個:
  さあ!おちゃずけといっしょにこの特集で学んで行きましょう!!


○[多発事故別対処方] ---------------------------------------------------

<誤飲・誤食>

「家庭内事故」で最も多いのが誤飲です。身の回りにある洗剤、化粧品、乾燥剤、
殺虫剤、医薬品、園芸用品などは全て、中毒事故を引き起こす原因となります。
その中でも「たばこの誤飲」が、もっとも多いようです。みなさん、くれぐれも
ご注意を!!

誤飲・誤食を予防するのは、まず子供の手の届く所におかない、目につく所にお
かない。この2点を心がける事が大切です。

それでも、誤飲、誤食をしてしまったら・・・

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対策1)まずは何を飲み込んだかを調べる

飲み込んだものによって、すぐ吐かせた方がいい場合と吐かせてはいけない場合
があります。

  ◎注意:吐かせてはいけないとき

  ■意識がないとき,痙攣をおこしているとき →吐いた物がのどにつまる

  ■強酸や強アルカリを含む製品(トイレ用・パイプ用・換気扇用洗浄剤、
   漂自剤など) →食道の粘膜にひどいやけどをおこす

  ■石油製品 →気管へ吸い込み、重い肺炎をおこす

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対策2)応急処置

 a:水や牛乳を飲ませる →胃壁を保護し、毒物の働きを弱めます。

  ◎注意:防虫剤、石油製品(灯油、ガソリン、シンナー、ベンジンなど)
      の場合は毒物の身体への吸収量を多くするので牛乳を飲ませない

 b:喉の奥を刺激して吐かせる

  子どもの吐かせ方

  ・コップ半分位の水か牛乳を飲ませる
  ・子どもをひざの上にかかえて子どもの頭を低くする
  ・入差し指やスプーンの柄で喉の奥(舌の付け根)をおす
  ・吐いた物が気管に入らないようにする

  ◎注意:意識がないときは、吐いた物がのどにつまらないように、体を横
      向きの姿勢をとらせる。下あごを前に出し、上側のひじとひざを
      曲げてからだをささえる。

   c:医療機関へ

  必ず飲んだもの(容器や説明書)を持って、すみやかに問い合わせ、あるい
  は受診します。

  どうしたらいいかわからないときは、財)日本中毒情報センターへ

   ・大阪中毒110番:電話 0990―50―2499
   ダイアルQ2制:24時間、365日。通話料のほかに情報料(3分300円)
   がかかります。

   ・つくば中毒110番:電話 0990―52―9899(ダイヤルQ2)

  誤飲・誤食の詳しい対応のしかたはWebでもわかります。
    http://apollo.m.ehime-u.ac.jp/poison/www/97/chisiki.html

  日本中毒情報センターHP

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<頭を強く打った>

「はいはい」や「つかまり立ち」を始めると、一日に一度は転んで、後頭部を
打っている我が家のお嬢。どの程度の打撲なら心配ないのか気になります。

1)まずは、すぐ泣いたかどうかがポイント

頭を打ったあと意識があるかどうかがポイントです。頭を打ったとき大声で泣け
ばひとまずは安心。もし頭の中で何かが起これば、48時間以内に症状が出てくる
のが普通です。ただし、初めは泣いたけれど、そのあとぐったりして意識がなく
なる、痙攣(けいれん)を起こす、繰り返し吐くなどの症状があったらすぐに病
院へ行きましょう。ただ、吐くことについては心配しないでよいとのこと。


いのときは、続けて様子を見てみます。元気がなく、ぐったりとして吐く時や、
繰り返し吐くような場合は病院へ。「意識がないのか、眠っているのかよくわか
らない」と心配されるお母さんが多いのですが、意識障害のあるときは顔色も悪
く、呼吸も不規則。

もし判断がつかなければ、その子をつねってみます。そこで全く気が付かないよ
うなら意識障害だと思っていいでしょう。至急、病院へ行きましょう。頭を打っ
ても、すぐ泣いて元気もあって、48時間以内に前記のような症状が出てこなけれ
ば、まず大丈夫と考えていいでしょう。


《すぐ病院へ行ったほうがよいケース》

●つねっても泣かずにボーッとしている(意識障害)
●顔色が悪く、ぐったりしている
●ひきつけを起こした
●何回も吐く
●耳や鼻から透明な液(髄液)や血液が出てくる
●手足を動かさない、あるいは動かし方が変(麻痺がある)

以上のような症状があれば、頭の中で何かが起こった証拠ですから、できれば脳
外科のある病院へ至急連れて行きます。意識障害や痙攣(けいれん)があるとき
は、なるべく刺激しないように、揺すったり、大声で呼び続けたりしないように
します。吐いたときは吐いたものをのどに詰まらせないよう、頭を横向きにして
抱きます。

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<やけど>

冬はとくに暖房器具によるやけどの事故が多い季節です。

対策1)まずは、流水で20分以上、冷やし続ける

とにかくやけどをした時は、すぐに水を20分くらいはかけ続けます。20分かけて
も、再び痛みはじめるようなら、さらに冷やします。この最初の手当はとても大
切です。というのは、熱が皮膚を焼く時間を短くし、また熱の温度を下げること
で熱傷を少しでも軽くすることと、痛みをやわらげる効果があるからです。

やけどの原因が何であれ、とにかく流水で冷やしましょう。また衣服は着たまま
水をかけ、その後脱がせます。その時絶対無理をしないで、はさみ等で衣服を切
り取ります。皮膚をはがすと治りにくくなります。


《すぐ病院へ行ったほうがよいケース》

やけどが広範囲にわたる時(体表面積の10%以上。例えば片足以上、片手以上、
お腹全体、背中全体など)は、ぬれシーツで全身をくるんで、至急、病院へ。

対策2)避けるべき対処法

油やみそ、アロエを塗るなどはやってはいけません。軽度(熱傷1度以下)のや
けどなら、細菌感染を起こさなければ自然に治りますから、よけいなものは塗ら
ないことです。水疱も自然に破れるのはしかたないことですが、針でつついて破
くのは感染のおそれがあるのでやめましょう

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<溺れた>

家庭内の溺水事故で、最も多いのが浴室内です。洗い場から浴槽の縁までの高さ
が十分ないと(特に60cm以下)落ちやすく危険です。また洗濯機をのぞきこん
で、逆さまに落ちる場合もあります。子供の場合数センチの水でも溺死する事も
あるそうです。

浴室入口に鍵をかける、浴槽の残し湯は捨てる、洗濯機の近くに踏み台となる物
がないかをチェックしましょう。

《応急処置》

意識のない時は水を吐かせて、人工呼吸が必要です、心臓が動いていなければ、
心臓マッサージも必要となります。と同時に救急車を手配します。一刻も早く救
急車を呼ぶことが大切です。

また、救急蘇生法(そせいほう)を身に付けておくと、いざというときに役立ち
ます。応急処置を学ぶのは、都道府県の消防署で受講することができます。東京
では東京消防庁が「普通救命講習」を開催しています。
(東京救命協会03−5276−0995)


○[安全対策グッズ] ---------------------------------------------------

最近は、さまざまな安全対策グッズが売られています。最後にいくつか紹介した
いと思います。

   ●安全な歯ブラシ「ぷぅぴぃ」(株)ファイン:
  持ち手をリング状にして、歯ブラシでのどを突くことを予防したもの

   ●多目的ストッパー「ひらかナイナイ」アカチャンホンポ:  
  冷蔵庫や、食器棚をロック、いたずらや誤飲、誤食をふせぎます。

   ●コンセントカバー 日本育児:
  コンセントに先の細いものを差し込んだりなめたりしての感電事故から守
  ります。

   ●シャワー「赤ん坊シャワー」(有)赤ん坊カンパニー:
  シャワーに取り付けるだけで手元で水の出、止めが調整できるもの。

この他、便利な商品はいろいろ。利用してみてはいかがですか?でもやっぱり
最高の予防策は大人が目を離さないこと。回りの方々の協力も得ながら、かわ
いい我が子を守っていきましょう!!


○[参考Webサイト] ---------------------------------------------------

応急処置の詳しい知識:
http://www.sb.gunma-u.ac.jp/~tomomasa/k/ch/

110番のかけ方や、救急車が到着するまでにすべきことなど。おすすめです:
http://www.alles.or.jp/~enzan119/()

安全対策グッズの紹介:
http://www.page.sannet.ne.jp/j-endo/situnai.htm

海外安全グッズの通販サイト
http://www.akachan-station.com/frame.html


Somebody has some ideas that you need now.         text by おちゃずけ
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