子育てワハハホームへ

●ワハハ・各種支援情報

今、日本国内、そして世界にはあなたの少しの支援の気持ちが、とても大きな助けになることがたくさんあります。もし可能であれば、あなたの知恵と気持ちを届けてください。そしてお互いの楽しさをシェアし合いませんか。


◆クリニック継続に向けてのお願い


新潟県中越地震で被災した母子に元気を届けます!

 元気のネットワーク「ちょび」佐藤久実子さんからの長岡だより その1
その2 山古志村の方々へ〜檜風呂プロジェク顛末記

新潟県中越地震で被害に遭われた方々へ 〜今、私たちにできること

 【緊急続報その2】支援物資が必要量に達しました!(受入休止のお知らせ)(2004/11/6)
  ◆現地へ支援活動に行った、助産師さんからお便りをいただきました


●ワハハ・もっといいお産を考える委員会
 ■「フィリピン・ピナツボ山麓の産屋から」〜助産師 冨田江里子さんの助産日記〜
 ★冨田さんの活動を支援していこう!★

 

 

冨田さんがクリニックを設立したのは、友人が4年間の不妊を経て、ようやく出
来た赤ちゃんを、現地での分娩方法により死産したことがきっかけでした。

第1期よりきばらせ、お腹を押す行為を4日間続けた末の結果でした。

しかし現地ではそれが当たり前で、仕方なかった、弱い子どもだった、とあきら
めていることに耐えられず、クリニックを立ち上げ、1人でも多くの出産に寄り
添い「押さなくても生まれた!」ことを産婦自身に広めてほしいと、地道な活動
をしてきました。

しかし今年度冨田さんが所属するIKGS緑化協会の予算がなく、このままではクリ
ニックは閉鎖せざる終えません。

クリニックに関心を持ってくださる方は、ぜひ下記のホームページを開いてみて
ください。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/5172/kuzu/

トップの記事にスタディーツアーなどのお誘いもあります。

クリニックを存続させるには、年間約150万円、そして生活費がかかります。今
後、支援、アドバイスをしてくださる会員を募ることで、活動資金を確保してい
く予定だそうです。

もし可能な方は、以下まで、寄付金等の送金を受け付けておりますので、ご支援
をよろしくお願いします。郵便局で送金される際は、必ずご住所とお名前の明記
をよろしくお願いいたします。

▼郵便振替(赤い送金用紙にご記入ください)
------------------------------------------------------------
宛 名   NPO法人 IKGS緑化協会
年会費   個人 3,000円から 企業10,000円から
       ※クリニック支援は個人5,000円から
口座番号  00980−8−160997
------------------------------------------------------------

▼連絡先・事務局
------------------------------------------------------------
〒669−3157 兵庫県丹波市山南町和田1251
特定非営利活動法人 IKGS緑化協会
TEL 0795-70-8270  FAX 0795-70-8271
------------------------------------------------------------

また支援物資も常時現地で受け付けています。

余っている薬は、使用期限の切れた薬も含め、現地の医者にみてもらって使用し
ています。その他子ども用品、ピンセットや血圧計などの医療器具も足りません。

※支援物資の詳細や送付方法はこちらをご覧下さい。

子育てワハハでは、これからも微力ながら、冨田さんの活動を支援していきます。
ぜひ、みなさまのご協力をお願いします!

 

◎フィリピンの小さな助産院(冨田さん)の活動を支援していこう!
◆富田さんへの支援物資の送付方法
支援物資の送付は、フィリピンの方々へのプレゼント、と考えてください。
受け取る方々の笑顔を思い浮かべながら、そのニーズを考えて、支援物資の送付をお願いします。

●特に必要な支援物資  ※中古品と不要品で構いません

・血圧計(できれば手動)

・ピンセットなどの医療器具

・赤ちゃん、子供衣料(冬物は要りません)、オムツ、オムツカバー、タオル、シーツ等は、大歓迎です。

・その他、捨てるには惜しいと思われるものはなんでも(販売して運営資金にします)タオル、ポーチやカバン、銀行でもらった景品、アクセサリー、ウインドブレーカー(薄くて人気)、電池のきれた腕時計など。

・そしてなにより、余っている薬。期限切れ、どんな薬でもOKです。
医師にみてもらって使用します。子どもなら抗生物質1錠で効き目抜群です。

●支援物資として不適切なもの

・ガラス(哺乳瓶類を含む)、瀬戸物、食品類、紙おむつ、粉ミルク、おしゃぶり、古下着、ぼろはご遠慮ください。

・フィリピンは常に30度前後の国です。うすい長袖、レインコートなどは歓迎ですが、長袖、毛糸のセーター、フリースなどの冬物は必要ありません。秋冬の衣服はご遠慮ください。

・電池でないと楽しめないおもちゃはご遠慮ください。
 ただし電動のおもちゃでも、電池が入っていなくても遊べるおもちゃなら喜ばれます。

●支援物資の送付方法

まずは、下の国際小包用のラベルの写真をご覧下さい(郵便局で手に入ります)。
これで書き方や宛先の住所が分かると思います。

※送付方法ですが、船便でお願いします。決してSALや航空便で送らないで下さい。料金が高いだけで、郵便局の人が説明するよりも早く着く事も安全である事もありません。

※受付郵便局によって、対応が違う場合があります。念のため、前もって以下の送付条件などをお読みの上、ご送付ください。

フィリピンへの小包等の送付条件など

税関申告書記入上の注意

1)まずご自分のお名前と住所、〒をローマ字でご記入下さい。で、冨田さんの病院に宛名を書きます。
 右端の赤枠の中の3つの枠から船便をチェックして、 内容物を書き出します(最下部の英語集参照)
 内容品の価格のところに「Free gift to above hospital to needy patients」を記入します。
 (できればFreeGiftのところに赤のアンダーラインを引くと効果的)
 差出年月日を記入し署名。 左最下部に「すみやかに返送」と「最も経済的な線路」をチェック。

2)郵便ホームページで送れる箱のサイズやその寸法の計り方を確認してください。
 荷物をしっかり詰めた後、テープでしっかりしめて、丈夫なひもで梱包しましょう。
 荷物は現地に着くまで約1〜2ヶ月かかりますから、梱包をしっかりと!
 たくさんの小さな箱を送るより大きい箱1個か2個の方がお得です。

注意すること:
いずれも 冨田さんが「税関関係」で受け取りの際にトラブることがあるため、それを回避するための注意事項です。あなたの援助の気持ちが負担にならないように、ご理解とご協力をよろしくお願い致します。

・ラベルには衣類の金額を書かないこと!
 3shirts, 5 pants,1 skirtなど、箱に入っているものをすべてラベルに書いてください。

・皮の靴なら1-2足だけ一つの箱に入れること!
 皮類を送るときは、裏を表にするなど、皮が目立たないように!

・薬や時計や目覚ましは、他のものに包むなど目立たないように!
 そしてラベルには記載しないで!

 薬品類、時計と目覚まし時計を送るときは、ジャッケットのポケットに入れる、
 タオルに包んで目立たないようにしてください。

 またラベルには時計や薬を同梱していると開封されて、途中で抜き取られる場合があります。
 これらの物資を入れていただく場合は、ラベルに書かないようにしてください。

★ラベルに使う英語単語集:

シャツ、Tシャツ、ポロシャツ、ブラウス=shirt
ジーパン、半ズボン、スラックス、すぼん、トレーニングウェアーパンツ、スーツのパンツ=pants
カーデガン、セーター=sweater
すべての下着=underwear
文房具= stationary
毛布=blanket
シーツ、タオルケットル= sheet
靴、サンダル、ブーツ=shoes
バッグ、サック、ルック、ボストンバッグなど= bag
手袋= gloves
ジャンパー、トレーニングウェアージャンパー=jumper
ジャケット、ダウンジャケット、スーツのジャケット=jacket
コート=coat
レーンコート=raincoat
かさ=umbrella

英語単語が分からない時にこちらでも調べられます

無事あなたの支援が、必要とされている人たちに届きますように!

 

 

◎新潟県中越地震で被災した母子に元気を届けます!
元気のネットワーク「ちょび」佐藤久実子さんからの長岡だより その2
◆気分は檜風呂!!を届けたい(1月11日付ワハハMLより)
------------------------------------------------------------------------
こんにちわ!
元気のネットワーク佐藤久実子です。

昨年12月から、一緒に支援活動をしてきた、佐竹さんたちとは活動のたもとを分
かち、もっぱら山古志の皆さんへの足湯の出前に、避難所と仮設住宅の集会所へ
通っています。

足湯のお湯に、ヒノキのオイルを少し垂らして「気分は檜風呂でしょう?」とや
ったのがことのほか好評で、仮設住宅に移ったら、そこのお風呂でも使いたいか
ら、ヒノキのオイルを分けて欲しい、と何人かの方に頼まれました。

クリスマスとお正月を仮設住宅で過ごされる山古志の皆さんに、ヒノキオイルを
プレゼントしたらきっと喜んでもらえる、と思いました。大瓶で買って、小さい
瓶に分ければ、一軒分が500円足らずで出来るはず。あちこちからお預かりした
カンパ、150軒分なら予算がある、よし、そうしよう。

まずはガラス瓶を、と東京のガラス瓶メーカー「関守製作所」にガラス瓶150本
の見積もりを頼みました。翌日お電話を下さって「震災のことはテレビで見て心
を痛めていました。何か出来ることがあれば、と思っていたので、山古志村全世
帯分、必要なガラス瓶を全部提供します」と650本の提供を受けることになりま
した!

しばらくして、じわじわ嬉しさがこみ上げるのと同時に、650本だとヒノキオイ
ルも大量に必要になる、と気付いて、ちょっと汗が出ました。

和歌山のヒノキ油メーカーも賛同してくださって、ヒノキ油を安く分けてもらえ
ることになりましたが、それでも予算が足りなかったので、またあちこちにカン
パの追加をお願いして、快く追加していただきました。どうもありがとうござい
ました。

冬休みに入り、子どもたちも手伝ってくれて、瓶詰め、パッケージ作業をすすめ、
クリスマスには残念ながら間に合いませんでしたが、年末ギリギリに、山古志村
の方たちの仮設住宅、全世帯に「気分は檜風呂」をお届けすることが出来ました
!よかったー、お正月に間に合って!

「山古志村から避難中の全世帯に檜風呂をプレゼントしたい!おとなも子どもも、
家族全員で楽しめて暖まれる、『檜風呂プロジェクト』を応援してください」

という呼びかけに、たくさんの支援を頂き、プロジェクトは、こうして大成功を
おさめました。

そして今日、一枚の年賀状が届きました。山古志村の、存じ上げない方からの年
賀状でした。「謹賀新年 昨年は大変すがすがしい香りを届けていただき あり
がとうございました 毎日使っております」

うれしい!!(TT)

足湯の出前は、山古志の皆さんが、無事に山古志へ戻られるまで続けますので、
靴下カンパは、相変わらず募集中です。ご協力下さる方は、どうぞご連絡下さい
ませ。

メーリングリストの参加者の方から、「もらったけど履かない靴下がありますが、
送りましょうか?」というお問い合わせをいただきました。もちろん、大歓迎で
す!

みなさまのお気持ち、ほんとうにありがとうございます!
…………………………………………………………………………………
メルマガ読者の方で、佐藤さんの活動を支援したい、という方がいらっしゃっ
たら、ワハハ編集部 edit-wahaha@chieichiba.net までご連絡ください。佐藤さん
の連絡先をお伝えします。

またカンパは以下の口座で受け付けているそうです。

ぱるる
記号 11230
番号 27175791
名前 元気のネットワーク

佐藤さんからの、また別のお便りの中で、思ってもみなかった震災で、いろんな
ことを見たり、聞いたり、考えたりしたことを綴った文章がありました。
…………………………………………………………………………………
思いがけず災害に巻きこまれた時のために、ふだんから心掛けておけることがあ
るだろうか、ということもずいぶん繰り返し考えました。

今回つくづく感じたのは、つまるところお母さん本人のコミュニケーション力、
ネットワーク力が一番大事、ということです。

自宅で途方に暮れているようなお母さんは、友だちも少なくて、ネットワークも
なくて、こういうときにどうしたらいいのかわからない、人たちなんですね。つ
まり、ふだんから、育児が大変な人たちですよね。

ひとりで子育てなんて出来るわけない、と気付いて、外へ外へ出て行ける人たち
は、情報も手に入れやすいし、援助も受けやすい、ということになるんですよね。
「地震恐かったねー」と話せる相手がいなかったら、恐かった気持ちを消化排泄
出来ない気がします。
…………………………………………………………………………………

 

 

◎新潟県中越地震で被災した母子に元気を届けます!
元気のネットワーク「ちょび」佐藤久実子さんからの長岡だより
◆支援のために地域ネットワークを作りましょう!
------------------------------------------------------------------------
被災した地域に住んでいらっしゃる方々で、継続的に支援するネットワークを築
くことができたら、心強いですよね。佐藤さんから以下のような呼びかけがあり
ました(11月4日付)

…………………………………………………………………………………
長岡市、小千谷市、川口町、十日町市、越路町、堀之内町などと
その近郊にお住まいの方、いらっしゃいますか?

全国から、応援の気持ちと物資が続々届いています。
もし「私も手伝えます!」という方がいらっしゃいましたら、
ぜひご連絡下さい。

その地域に住んでいらっしゃる方から、継続的に動いてもらえたら
一番良いと思います。
私たちだけでは、長岡市内が精一杯かも知れませんので、
ネットワークしましょう。まずはご連絡下さい。
…………………………………………………………………………………

メルマガ読者の方で、またお知り合いで、「ぜひ!」という方がいらっしゃった
ら、ワハハ編集部までご連絡ください。

また佐藤さんは、以下のチラシを作り、健康センターから手配してもらって、各
避難所と保育園に掲示したそうです。これを手にしたお母さんたちが、少しでも
ほっとできますように・・・。

…………………………………………………………………………………

「妊婦さん、赤ちゃんを育児中のみなさん」

全国の子育て中のお母さんたちから、応援が届いています!

全国の子育て仲間が、皆さんのことを心配しています。
大丈夫ですか?困っていることはありませんか?
応援の気持ちを、受け取ってください。

美味しくて、身体にも心にも効くハーブティーあります。
非常時の母乳育児ガイドもあります。
ていねいに手染めされた草木染め布ナプキンもあります。
無漂白ネル地のパンティーライナー、おむつもあります。

情報あります。助産婦さん紹介します。
助産婦さんは、赤ちゃんの育児相談、産前産後の健康相談の
プロフェッショナルです!

誰が何と言おうと、
お母さんの元気が子どもの元気!

〜がまんしないでご相談下さい!お手伝いします!〜

三尺玉ネット     佐竹直子   
元気のネットワーク  佐藤久実子  
…………………………………………………………………………………
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆支援の橋渡し、これからもつなげていきます
------------------------------------------------------------------------
「行政の援助では手の届かないプレゼントに、みなさんとても感激していらっし
ゃいます。「もの」が嬉しいんじゃなくて、気に掛けて、わざわざ遠くから送っ
てくれた人がいることが受け取った人を励ますのだと思います。そのお手伝いが
出来ることで、私もまた励まされています。」

とおっしゃる佐藤さん。その活動は徐々に広まり、11月6日には、地方の新聞紙
に活動の様子が掲載されたそうです。必要なものが必要なところへ、温かい気持
ちと一緒に、運ばれています。

▼佐藤さんのメール(2004/11/6)から
…………………………………………………………………………………
今朝、地方紙「新潟日報」に小さな記事を載せてもらいました。
新聞で見ました、という電話を4件受けました。これからまだ増えるでしょう。

小さい赤ちゃん、1カ月とか、2ヶ月とか、そういう赤ちゃんを抱えているお母さ
んは、やはり身動きがとれないんですね。今日の電話は全部2ヶ月以下の赤ちゃ
んのお母さんでした。

ほ乳瓶の洗い替えが必要になったけど買いに行けない、と言われ、すぐに届ける
ことができて、本当に喜んでくれました。この事態の中で、布おむつを希望され
る方がいらっしゃって、スゴイ!と感動しました。でもおむつカバーが‥‥と
思ったら、ちゃんとありました。まるで、行き先がわかっていて、ここに集まっ
ているみたいです。

「魔法のナプキン」の著者、町田市の角張光子さんから、大量の布ナプキンと、
布おむつ、パンティーライナー、オーガニックコットンの靴下、などが届きまし
た。布ナプキンやおむつは、自宅で頑張っている人たちに。パンティーライナー
は着替えもままならない人たちに。靴下は、体育館など寒い避難所に居る人たち
に。

また電話をいただいた方で、出産後1週間、退院したその日にあの地震に遭い、
いったん避難所へ行ったけれど、とうてい居られなくて、いまはとりあえず柏崎
の病院にいる、というお母さんがいらっしゃることがわかりました。明日、おむ
つ、ベビー服、授乳服など荷造りして送り出します。

こうして、皆さまからいただいた応援の気持ちは、確実にどこかのお母さんに届
いています!どうもありがとう!
…………………………………………………………………………………

 

 


新潟県中越地震で被害に遭われた方々へ 〜今、私たちにできること

【緊急続報その2】支援物資が必要量に達しました!(受入休止のお知らせ)(2004/11/6)  
長岡で被災した母子の支援にあたっている、佐藤久実子さんへの支援物資の送付ですが、
「11月4日現在、必要充分と思われる量に達しましたので、ここで一旦受け入れを休止させてください」との
ご連絡がありました。

みなさん、ご協力、ほんとうにありがとうございました。

ワハハでは、これからもできる限り、被災した方々や、佐藤さんのような支援者の方々のお役に立てるよう、
さまざまな情報を送っていきたいと思います。

 ⇒長岡の状況などは、ワハハMLにも連絡が入っています! MLへの参加がまだの方はこちら

 ◆現地へ支援活動に行った、助産師さんからお便りをいただきました

 ◆【緊急続報】長岡への支援物資に関する最新情報(2004/11/3)

 ◆赤ちゃんたち&被災者への支援物資の送付方法
 ◆長岡での被災母子支援をお願いします!
 ◆被災地でも、お産は待ってくれません!助産師さん派遣へのカンパ
 ◆災害時の母と子の育児支援 地震や水害にあった母乳育児中のお母さんへ

◎新潟県中越地震で被害に遭われた方々へ 〜今、私たちにできること

◆現地へ支援活動に行った、助産師さんからお便りをいただきました
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
現地へ支援活動に行った助産師さんから、ワハハの支援活動に関するメルマガ
感想、そして現地の様子を伝えるメールをいただきました。
ニュースでは伝わらない、被災した母子に関する現状、ご本人にも了解を得まし
たので、こちらにもご紹介します。

…………………………………………………………………………………

今回の新潟の地震についての記事、現実味を持って読みました。
というのも、つい先日、助産師として救護所に行ってきたばかりだからです。

お産後里帰りをしたものの、避難勧告にあい、1ヶ月ちょっとの赤ちゃんを、寒
さの厳しい風邪が蔓延する救護所に連れては来られず、どうしよう…?といった
相談や、もうそろそろ生まれそうな経産婦さんの、お産が始まったらどうしよう
?等という相談を受けながら、元気に動くおなかの赤ちゃん、パクパクいってる
心音、そして目の前で笑顔を振りまく赤ちゃん達に励まされつつの数日間でした。

私達は短期間で交替しますが、現地の方にとっては、いつ終わりが来るか分から
ない避難所での生活が全てでしたので、本当にストレスと不安を抱えての毎日だ
と実感しました。

助産師として、もっと母乳のケアなどを行いたいと思ってはいたのですが、避難
所の中や救護所を訪れて下さる方々の様子は分かっても、孤立地域の方々の状況
までは把握できず、また、圧倒的に怪我やストレス、風邪症状などを訴えられる
方が多く、その対応に終始したのが実情でした。

そういった方々に簡単アロマテラピーを行ってみたり、助産師の得意技をそんな
ところで使ってみました。ストレス性の症状が出始めていた時期でしたので、特
に女性の方には喜んで頂けました。

物資に関しては、女性用の下着の他に、赤ちゃん達の着替えや、また、ボトル授
乳をしてみたものの、洗浄・消毒するための物が何もない状況です。水は使えて
もふんだんにというわけにはいきませんし、毎回きっちり洗剤を使って・・・と
はいきにくい状況でした。

そういう意味でも、母乳を飲ませているママ達には、母乳を続けていけるような
支援が行いたいと切実に思っていましたが、現地はとても寒く、先週はこの冬一
番の寒さと言われたほど。

救護所の中には、しきりで区切っていて授乳ができるスペースもありますが、日
が落ちる頃から以降は、寒くて授乳のために肌を出すことを進めにくい天候でし
た。

その経験を元に後発隊が石油ストーブを持ち込んだので、今は少し緩和されてい
るかとも思いますが・・・。大きめのママコートなど、授乳の時に保温できる物
があればと思いました。電気ストーブなど、焼け石に水でした。

実際に私がいた避難所では、母乳をあげている方には出会いませんでしたが、車
中泊の方の中に妊婦さんがいたりして、全容を把握できないうちに戻ってきてし
まいましたので、母乳を飲ませている方が本当にいなかったのかは不明です。哺
乳瓶をくわえた双子ちゃんには出会いましたが・・・。

孤立地域の方の中に、風邪症状が広まり始めていると聞いても、即座に対応しき
れない事情もあり、自分の力の小ささにもどかしい気持ちでいっぱいでした。

避難所の人々は、情報が行き渡らないがために不自由している方もたくさんいま
す。私がいた小千谷市内には、助産師がいる救護班は2班程度でしたが、途中か
ら産婦人科が稼働し始め、妊産婦さんには安心材料となりました。

災害対策本部が各地の医療機関の稼働状況などを掌握しているはずです。各避難
所の本部テントなどに問い合わせると、その辺が分かるのではないでしょうか?

また、各救護所も連絡先を把握していて、直接医療機関に連絡を取りつつ地元の
医療機関に診療をつないでいました。ただ、被災者の方々は、そういったことす
らなかなか知り得ないでいるのが実情です。どこに行けば情報が得られるのか、
配給がもらえるのか、そういった情報をもっと流していける様な支援というのも
ありなんじゃないかと思いました。

 

 

◎新潟県中越地震で被害に遭われた方々へ 〜今、私たちにできること
【緊急続報】長岡への支援物資に関する最新情報 (2004/11/3)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■救援物資として送っていただきたい物
------------------------------------------------------------------------
今回の送り先の住所は、個々に佐藤さんあてにメールを送っていただいて、お知
らせする、というかたちにさせてください、とのことです。

現在、物資が必要量に達しましたので支援を休止しております。

     長岡の状況などは、ワハハMLにも連絡が入っています!
     MLへの参加がまだの方はこちら

★まず、申し訳ありませんが、以下すべて新品に限らせてください。

●布おむつ、おむつカバー

●赤ちゃん用衣類

●授乳服

●ほ乳瓶 ・乳首 

●使い捨ておむつ(未開封の物のみ)

●おしりふき(未開封の物のみ)

●母乳パッド(未開封の物のみ)

●使い捨てカイロ(貼るタイプ)(未開封の物のみ)

●使い捨てナプキン(未開封の物のみ)

●タオル

●バスタオル

●ハーブティーなど、

■今、長岡では必要ないもの
------------------------------------------------------------
中古の子ども用衣料、中古のおむつ、開封されたミルク、紙おむつ

▼その理由
------------------------------------------------------------
保管場所が限られており、仕分け作業にかかれる人の数も限られています。また、
中古の布おむつや衣料は送っていただいてもなかなか手を通したい、使いたいと
思えないケースが多いものです。なお、長岡市に寄せられた救援物資は、現時点
で避難所に充分な量が届きつつあるとのことです。

■また、佐藤さんからは以下のように状況をお知らせいただきました。
------------------------------------------------------------
小千谷、川口などの現場の様子はわかりませんが、長岡市内に限って言えば、電
気・ガス・水道も一部を除いて復旧しました。スーパーや、ホームセンターなど
も、軒並み平常営業に近付きつつあります。自由に動ける者にとっては不自由は
なくなってきていますが、赤ちゃん持ちのお母さんには、まだまだ援助が必要な
状態だと思います。まだ数日かかりそうですが、各地区の母子保健推進員さんを
通じて、在宅の赤ちゃんの所在がつかめそうです!

以上、よろしくご理解のうえ、どうかご協力お願いします。

 

 

◎新潟県中越地震で被害に遭われた方々へ 〜今、私たちにできること
赤ちゃんたち&被災者への支援物資の送付方法
長岡での被災母子支援をお願いします!
被災地でも、お産は待ってくれません!助産師さん派遣へのカンパ
災害時の母と子の育児支援 地震や水害にあった母乳育児中のお母さんへ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆赤ちゃんたち&被災者への支援物資の送付方法
------------------------------------------------------------------------

地震に関する被害や被災者の状況など、ニュースで見るたびに、はたして避難生
活を送っている赤ちゃんたちは、どんな状態なんだろう、と気をもんでいました。

被災した母子に関する情報を以下のサイトで見つけ、情報を配信しているご本人
に、掲載の許可を頂きましたので、こちらで紹介します。

…………………………………………………………………………………
▼緊急!物資が足りません…新潟の現場より
http://plaza.rakuten.co.jp/kazenotabibito/diary/200410260000/
(情報は、つねに更新されているので最新情報もご覧下さい)

赤ちゃんのミルクや離乳食がないと、赤ちゃんは生きていけません。

赤ちゃんの紙オムツ、粉ミルク、ほ乳瓶、ポット、ガーゼ、レトルトの離乳食、
体温計、赤ちゃん用のお茶、ゼロ歳〜幼児までの衣類新品で。母乳用のパッド。
ペットボトル水も全く足りません。

中古でも洗濯済みのきれいな寝袋、新品同様の毛布、タオルケット、防寒着、靴
下、下着など。(衛生上、古着はダメです)割り箸、使い捨てのスプーン。

戸外のテントや車で眠る方が多いようです、防寒になりそうなアルミシートなど、
あれば。以上です。

不用のプラスチックの衣類ケースに物資を入れてくだされば、二次使用が可能な
ので、喜ばれます。物品はできるだけ、詳細に箱の上に書き出してください。(
物資を開封するカッター、はさみ、配給品を入れるビニール袋も)

▼郵便局まで小包を持っていけない方は集配郵便局へ連絡して、「集荷」が可能
か、否か、問い合わせてください。

〒940-8501
 長岡市幸町2丁目1番1号
  長岡市役所 災害対策本部    

送り方の留意事項

(1) 救助用の物品(衣料、寝具、保存に耐えられる食料品、日用品、学用品、新
  聞、雑誌、その他被災者救助用として認められる現金以外の物品。)を内容
  とするもので、小包郵便物としたものであり、特殊取扱としないものである
  こと。
 
  (ア) 1つの小包の内容物は、同一の種別(例えば、飲料水なら飲料水のみ)
     とし、新品としていただきますようご協力をお願いします。
  (イ) 次のものはご遠慮ください。
     ・使用済(洗濯済)の下着、毛布類
     ・保存の利かない生もの
  (ウ) 差出時に、あらかじめ内容品名を小包ラベルに記入してください。

(2) 表示表面の見やすいところに「救助用」と記載したものであること。

(3) その他の条件
  (ア) 配分方法について、条件を付けないものであること。
  (イ) 無償で被災者に寄贈する旨申し出たものであること。
  (ウ) 個人が差し出すものであること。

●その他、救援物資に関しては、各自治体が必要なものをHPにて告知しています。
 新潟県 http://www.pref.niigata.jp/
 長岡市 http://www.city.nagaoka.niigata.jp/

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆長岡での被災母子支援をお願いします!
------------------------------------------------------------------------

Kuriです。

現在、震災後の崩壊をまぬがれた自宅にもどり、被災して避難している母子に、
ご飯を炊いては届けているボランティアの方々がいらっしゃいます。小さな子ど
もがいるお母さんであり、被災者のお一人でもある佐藤久実子さんとそのお仲間
です。

地震のショックとその後のストレスで母乳が止まりかけてしまっている方、お腹
の張りがおさまらない妊婦さんたちがたくさんいらっしゃいます。避難した先の
体育館などでは、授乳をしたくてもプライバシーがまったくない状況。長岡の産
婦人科も閉鎖、その中で、お子様と一緒に支援。本当に頭が下がります。

長岡以外にもたくさんの被災者の方がいらっしゃると思いますが、今、ワハハが
縁あってつながったのは長岡の女性達です。元ワハハショップのマリエン薬局の
ハーブショップからは、授乳ブレンドとライフサポートブレンドを送り、日曜日
に受け取っていただきました。

現在、その他、布ナプキンと同じネル地の布おむつなども届いているようです。
どうか小さな赤ちゃんとお母さん、そして妊婦さんのサポートをお願いします。
ゆうパックで翌々日、宅配便も復旧しているようです。

支援をしていただける方は佐藤久実子さんへご連絡ください
 ⇒ 現在、物資が必要量に達しましたので支援を休止しております。

▼佐藤久実子さんプロフィール:
………………………………………………………………………………………………
佐藤さんは、四人の子持ち。中三、中一の女の子、小二、年長の男の子がいます。
上の二人は助産所で、下の二人は自宅で生まれました。三番目の子を産む時に助
産婦さんをさがしたのがきっかけで、自然出産・育児を知り、考え、実践する仲
間、元気のネットワークが自然発生しました。週一回の代表者宅での自宅解放デ
イが活動の中心で、布ナプキンの普及活動、整体を学ぶ会、リズムワークショッ
プ、親子キャンプ、石鹸作りなどなど、出入り自由のゆるやかなつながりのなか
で活動されています。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆被災地でも、お産は待ってくれません!助産師さん派遣へのカンパ
------------------------------------------------------------------------

社団法人日本助産師会では、義援金のほか、ボランティア派遣にも取り組むこと
になり、現在ボランティアの募集を始めているそうです。

まったく無償かつ自費で行くことになるそうで、その方たちへの支援をしようと、
NPO自然育児友の会さんがカンパの受付をされることになりました。

助産師さんたちが、避難所で少しでも妊婦さんや乳児をかかえた方たちへの手助
けができますように…。
…………………………………………………………………………………
▼日本助産師会 新潟県中越地震へのカンパ受付
 (NPO自然育児友の会で受付を代行します)
 http://shizen-ikuji.jp/showthread.php?t=2260

1口1000円で 何口でも受付しています。郵便振替とジャパンネットバンクのど
ちらかをご利用ください。

◇郵便振替 00100-2-179597 自然育児友の会
 2枚目通信欄に「新潟カンパ 何口」とご記入くださ い。

◇ジャパンネット銀行 口座番号: 8074263 
  名義: トクヒ) シゼンイクジトモノカイ
          ↑
       (スペースあける)

お名前、(差し支えない範囲の)ご連絡先と「新潟カンパ、何口 送った」と
info@shizen-ikuji.org までお知らせください。

第一次〆切は11月5日(金)振込分まで。
個別の受領のお返事はしないとのことです。あらかじめご了承ください。

※NPO自然育児友の会では、カンパに関連してお預かりした皆さまの個人情報
 を他の目的に利用することはありません。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●災害時の母と子の育児支援 地震や水害にあった母乳育児中のお母さんへ
------------------------------------------------------------------------

日本ラクテーション・コンサルタント協会、ラ・レーチェ・リーグ(LLL)日本、
母乳育児支援ネットワーク日本の3団体から構成される、災害時の母と子の育児
支援共同特別委員会より、災害にであったお母さんたちが、安心して母乳育児を
続けられるための、緊急リリースが出されました。内容を改変しないかぎり、転
送、転載は自由とのことなので、こちらに紹介します。

…………………………………………………………………………………
◎母乳育児中のお母さんは母乳育児を続けましょう
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

このような状況で母乳育児を続けることはとても重要です。母乳育児は赤ちゃん
の命を救います。母乳育児は完全無欠の栄養を赤ちゃんに与えます。さらに、母
乳の中の感染防御因子が、非常事態で流行する可能性のある下痢や呼吸器感染か
ら赤ちゃんを守ります。一方、安全な水や、お湯を沸かす燃料のない場所での人
工乳の使用は、栄養不良、疾病、乳児死亡のリスクを高めます。母乳育児を続け
ることで、お母さんも子どもも慰められ、心の支えが得られます。

◎ストレスで母乳が干上がることはありません!
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

極度のストレスや恐怖で一時的に母乳の出が悪くなることはあっても、それは一
過性のものです。母乳育児をすると、お母さんも子どもも落ち着き、実際に緊張
が和らぐようなホルモンがつくられるという医学的根拠が証明されつつあります。
一時的に出が悪くなっても、赤ちゃんが欲しがるたびに欲しがるだけあげている
とまた母乳は出てくるようになります。

◎栄養状態のよくないお母さんの母乳にも、完全な栄養が含まれています!
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

母乳の栄養はいつでも完全です。お母さんが深刻な栄養失調にかかったときのみ、
母乳の量が減ります。とはいえ、災害時は授乳中のお母さんが十分な栄養をとれ
るよう、人工乳の配給よりも、お母さんのための食べ物や飲み物を優先的に確保
するようにしましょう。お母さん自身が少しでも体を休めてリラックスし、きち
んと食べて十分な水分を取るように気をつければ、母乳の出をよくすることがで
きます。

◎下痢の赤ちゃんでも母乳は続けられます!
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

母乳の中には免疫が含まれています。母乳で育てられていて、極度に下痢をして
いる赤ちゃんで、脱水症状がある場合は、医療を受ける必要があります。その場
合も、母乳育児はやめたり減らしたりするべきではありません。非常事態では水
が汚染されることが多く、哺乳びんやおしゃぶりも汚染されていることが多いの
で、注意が必要です。母乳だけで育っている赤ちゃんにおしゃぶりは必要ありま
せん。

◎一度は母乳育児をあきらめた人も、必ず再開できます!
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

母乳復帰の方法を用いれば、お母さんが母乳育児を再開することは可能です。母
乳復帰をすれば、非常事態において、生命を救う栄養と免疫面での恩恵が得られ
ます。これまで混合で、人工乳をたくさん飲ませていたお母さんも、授乳の回数
を増やし、赤ちゃんに何度も吸ってもらうようにすれば、母乳の量を増やすこと
ができます。

◎母乳が足りないのではないかと思ったら、便や尿を確認しましょう
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

月満ちて生まれた健康な赤ちゃんは、生後3,4日ころから1日に6−8回の尿
をします。(紙おむつなら5−6枚)。生後6−8週間くらいまでは、1日に3
−5回の便がでます。欲しがるだけ欲しがるたびに乳房を含ませましょう。新生
児は1日8ー12回飲むのが平均ですが、もっと飲む赤ちゃんもいます。赤ちゃ
んが欲しがるたびに授乳できていて、赤ちゃんの肌の色つやがよく手足をよく動
かしていて、いつものように便や尿が出ていれば大丈夫です。

2004年10月30日作成:
■■災害時の母と子の育児支援 共同特別委員会■■
   ★日本ラクテーション・コンサルタント協会 (JALC)
   ★ラ・レーチェ・リーグ(LLL)日本
   ★母乳育児支援ネットワーク日本(BSNJapan)
●なお、日本ラクテーション・コンサルタント協会とラ・レーチェ・リーグ日本
 では、被災された方のために無料で母乳育児相談に乗っています。

■■問い合わせ■■
(援助者向き):contact@jalc-net.jp
        (日本ラクテーション・コンサルタント協会)
(被災されたお母さん専用):hisai_support@llljapan.com
             (ラ・レーチェ・リーグ日本)

参考資料:WABA:「グローバル化」時代の母乳育児 2003年
BFHIニュース、ユニセフ 1999年9月/10月
WHO/ユニセフ「乳幼児の栄養に関する世界的な戦略」2003年(2004年訳)
ラ・レーチェ・リーグ・インターナショナル「月満ちて生まれた健康な母乳育ち
の赤ちゃんが、母乳がたりているかどうかを見分ける方法」(2003年改訳)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●

 

 


当ページに関するご意見・ご感想は、<wahaha@chieichiba.net>まで

Copyright 2000-2004, 子育てワハハ
All rights reserve